広島市の土砂災害の現状
8月20日未明に広島市北部を襲った土砂災害で、51人の行方不明者が出るほどの被害を被りました。
発表した51人のうちに40人近くは八木地区からの災害下とのことです。
同地区には25人以上の死亡者が確認されています。
この現状から県警は約850人ほどの警察官を八木地区に集中させて
行方不明者の捜索にあたっています。
警察官に加え、自衛隊や消防の協力も得て捜索を行っています。
しかし、21日の日中から泥や倒木に阻まれ作業は難航している様子だとか。
さらに夜になってから雨が降り出したため、2次災害を恐れて捜索作業も
中断しているらしいとのことで捜索は難航しているとのことです。
なぜ災害が起こったのか?
気象庁によると8月は平年よりも太平洋高気圧が平年より弱いようで、
15日頃からほとんど動かなかったそうです。
これにより高気圧との間に出来る前線が南下し、南から湿った空気が前線に向けて流れてきて
山などの影響で大きな積乱雲が発生し、大量の雨が襲ったとのこと。
広島県が広島市安佐北区では1時間に130ミリ、3時間雨量も204ミリと観測記録となった。
この量は8月1ヶ月分を上回る量だそうです。
災害で被害に合われた方々
この災害で広島市安佐南区に住む平野遥大君(11)と都翔君(2)が生き埋めで死亡しました。
大君の友人は「天国でも幸せに暮らしてねって。優しくて...、弟思いだった」
と語っています。
また、広島市安佐南区で行方不明になっているとみられるのは
高校3年生の野球部員・鳥越康太さん。
7月、甲子園出場を目指し、広島大会に出場していたそうで、同級生からも慕われていたとのこと。
現在死亡が確認されている方々が43人にも及ぶそうです。
さらに、避難住民も大変で、山から来る水が家に侵入している住宅も多くかなり悩まれているとのこと。
もちろん水や電気などのライフラインは使えない方が大勢いるので、生活が困難ななのは言うまでも
ないですよね・・・
1日も早い復興と、2次災害に気をつけて、そして行方不明者の方が早く見つかってくれる事
を願います。